交通事故の用語集
PTSD
PTSDというのは、心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder)の通称です。交通事故のような非日常的な体験をした人が、その後に強い心理的苦痛や不安、恐怖などに悩まされる病気です。交通事故の被害者に対して、PTSDと認定した裁判例はありますが、その際に認定された後遺障害の等級や労働能力喪失期間などの判断にはばらつきがあります。すなわち、PTSDだから後遺障害何級である、PTSDだから67歳まで労働能力喪失であるなど、PTSDそのものを判断枠組みとしているわけではなく、PTSDであることを認定したうえで、実際の後遺障害の内容や程度などに応じて判断しています。