交通事故の用語集
自覚症状
交通事故の被害者自身が感じている痛みなどの症状のことを自覚症状といいます。後遺障害等級認定においては、基本的には他覚症状(医師や他人が見ることのできる症状)が認められることが前提という運用になっていますので、自覚症状があるというだけのケース(むち打ち症の場合にこのようなことが多いと言われています)では、後遺障害等級認定をしてもらうことは難しいのですが、受傷当初から症状の訴えの一貫性が認められることを理由の1つとして等級認定される例もあります。神経障害を医学的に証明することは難しいのですが、自覚症状を後遺障害診断書に書いてもらい、画像所見(MRI画像による神経根圧迫所見など)や神経学的検査による異常所見と合わせることで、神経障害を証明できるケースもあります。