交通事故の用語集
生活費控除率
たとえば死亡事故における逸失利益を計算する場合、事故に遭わなかったら得られたであろう収入もありますが、実際にはその収入の中から生活費を出して生活をしなければならなかったといえるため、その分を差し引いて損害を計算します。つまり、被害者が死亡した場合に、「事故がなければ得られたであろう利益」からどの程度の「事故がなければ生じた支出」を控除するかという割合のことを生活費控除率といいます。具体的な生活費控除率は、被害者の家庭内の地位に応じて,30%~50%の範囲内で認定されることが多いです。また、年金部分についての生活費控除率は、通常より高くすることが多いといえます。