交通事故の用語集
消極損害
交通事故が無ければ得られたであろう利益を失ったことによる損害のことを消極損害といいます。具体的には、休業損害、逸失利益、休車補償などが消極損害に含まれます。休業損害とは、交通事故の被害者がケガの治療のために休業したり、不十分な就業を余儀なくされたことにより、傷害の治癒または症状固定時までの間に生じたはずの収入分の損害をいいます。他方、逸失利益とは、事故がなければ被害者が将来得られるであろう経済的利益を失ったことによる損害をいいます。消極損害に対する概念は、積極損害、すなわち積極的に財産を支出したことにより被った損害のことです。具体的には、治療関係費、付添看護費、入院雑費、葬儀関係費、弁護士費用などが含まれます。