交通事故の用語集
基礎収入
休業損害や逸失利益の算定の基礎となる収入のことを基礎収入といいます。基礎収入は、原則として被害者が実際にもらっていた交通事故時の現実の収入とされています。ただ、若年者で後遺障害が残った場合や交通事故時にたまたま無職であった場合など、特別な事情がある場合には、逸失利益が著しく低額となることを防ぐため、公平の観点から、労働者の平均賃金に基づいて算定されることもあります。家事従事者や未就労者についても、原則として平均賃金額(賃金センサスによる。具体的には、全年齢平均賃金又は学歴別平均賃金による。)を基礎に算定します。