交通事故の用語集
債務不存在確認訴訟
一般に、権利の存否について争いがある場合に、義務者とされている者が原告となり、権利者と主張している者を被告として、被告の主張する原告の債務が存在しないことの確認を求める訴訟のことを、債務不存在確認訴訟といいます。交通事故における損害賠償は、通常であれば、被害者が加害者に損害賠償を求めることが多いのですが、場合によっては、加害者から被害者に対して債務不存在確認訴訟を提起することがあります。その場合、被告から反訴が提起されるのが通常であり、反訴が提起されると、債務不存在確認訴訟は、訴えの利益がなく却下されることになりますので、原告は債務不存在確認訴訟を取り下げるのが通常です。