裁判例集
交通事故の損害賠償の裁判例: 金沢家裁H14-5-20
交通事故の裁判例
普通乗用自動車を運転する19歳の少年が、高速度で走行し、自車を前方の樹木及びガードパイプに激突させ、助手席に同乗していた被害者を死亡させた危険運転致死保護事件
交通事故の裁判例判旨
少年は,平成14年4月15日午前2時40分ころ,普通乗用自動車(登録番号○○×××た×××号)を運転し,○○県○○市○○町×××番地×先の左方に湾曲する下り坂の道路において,先行する2台の車両を追い越すため,時速約120ないし150キロメートルで自車を加速走行させ,もって,その進行を制御することが困難な高速度で自車を走行させたことにより,自車を前方の樹木及び道路右側の歩道に設置されているガードパイプに激突させ,よって,自車の助手席に同乗していたA(当時19歳)に脳挫傷の傷害を負わせ,同日午前4時59分,同市○町××番×号○○病院において,同人を上記傷害により死亡させたものである。