裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例: 東京高裁H18-9-12

交通事故の裁判例

赤信号を無視し、時速20キロメートル程度の速度で交差点に進入した被告人につき、危険運転致傷罪の成立を認めた。

交通事故の裁判例判旨

 所論は、時速約20キロメートルという速度は,被告人の進行道路の指定最高速度(時速30キロメートル)を下回り,一般的にも速い速度とはいえないから,重大な交通の危険を生じさせる速度とはいえない,というのである。しかし,この現場交差点において,交差道路を青色信号に従って直進する車両は,相当の速度で進行してくることが予想されるのであるから,対面の赤色信号表示を無視して時速約20キロメートルの速度で交差点に進入すれば,交差道路を直進してくる車両を発見したとしても,直ちに急制動や転把等の措置を講じることにより衝突を回避することは極めて困難であって,衝突の危険及びこれにより人身に危害を及ぼす危険は極めて大きいというべきである。
 また,所論は,被害者の自動二輪車も時速30キロメートルの制限速度を超える時速約40キロメートルの速度で進行している点を指摘するが,この点は以上の判断を左右しない。本件における被告人車両の時速約20キロメートルの速度が刑法208条の2第2項後段にいう「重大な交通の危険を生じさせる速度」に当たることは明らかである。

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