裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例: 東京地裁H18-1-24

交通事故の裁判例

被害車両助手席に同乗させていた犬の傷害による治療費3万5385円を事故と相当因果関係のある損害として認めた。

交通事故の裁判例判旨

証拠(甲六の一ないし八、七、原告O)及び弁論の全趣旨によれば、本件事故発生時、原告Oが原告車の助手席に置いていた籠の中に本件犬を入れて座らせていたこと、原告車と被告車が接触した際、原告Oが強めにブレーキをかけたところ、上記籠が助手席から落ちたこと、本件犬が本件事故発生の約二、三時間後に嘔吐したこと、平成一六年七月二四日、原告OがA動物病院で本件犬を受診させたところ、軽度打撲と診断され、右前肢跛行については、聴診・触診上、特に異常は認められないと診断されたこと、しかし、原告Oは、同病院の獣医師から少し様子を見るために週一、二回来院してほしいといわれたため、同日から同年八月二二日までの間に七回にわたり、同動物病院で本件大を受診させたこと、原告Oが上記期間中の治療費として合計三万五三八五円を同病院に支払ったこと、同日、原告Oが同病院の獣医師から通院の必要はないと言われたこと、ところが、同年九月九日、原告Oは、本件犬の具合が悪そうに見えたため、さわはた動物病院で本件犬を受診させたことが認められる。
 上記の認定事実によれば、同年七月二四日から同年八月二二日までの通院については、本件犬が軽度打撲と診断されたにとどまるものの、A動物病院の獣医師の指示もあって通院を継続したものであり、その通院期間も約一か月間であったのであるから、原告Oが上記期間に本件犬の治療費として同病院に支払った三万五三八五円については、本件事故と相当因果関係のある損害と認めるのが相当である。しかし、同年九月九日、原告Oがさわはた動物病院に支払った治療費については、同年八月二二日をもって、A動物病院の獣医師から通院の必要はないと言われたことからすれば、本件事故との相当因果関係を認めることはできないといわざるを得ない。

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