裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例: 千葉地裁H16-5-7

交通事故の裁判例

「進行を制御することが困難な高速度」であるか否かは、客観的事情に照らして判断すべきであり、運転時における運転者の心身の状態等の個人的事情については考慮しない。

交通事故の裁判例判旨

刑法208条の2所定の危険運転致死傷罪が,単に重大な死傷事故を惹起する危険が高い運転行為により死傷の結果を生じさせた場合のすべてを処罰の対象としているわけではなく,そのうちそのような危険が高い四つの類型の運転行為を抽出した上,これに該当する運転行為により人を死傷させた場合に限って特に重く処罰するものであることは,その規定の形式から明らかである。そうすると,同条1項後段の「進行を制御することが困難な高速度」とは,一般的・類型的に見て,速度が速すぎるため自車を進路に沿って走行させることが困難な速度,換言すれば,ハンドル操作やブレーキ操作のわずかな誤りによっても自車を進路から逸脱させて事故を発生させることになるような速度をいい,そのような速度であるかどうかは,具体的な道路の状況(道路の形状や路面の状態等),車両の構造・性能,貨物の積載状況等の客観的事情に照らし,通常の自動車運転者において,当該速度で当該車両を進路に沿って走行させることが困難であるといえるかという基準によって判断すべきである。

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