裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例: 佐賀地裁H19-5-8

交通事故の裁判例

被告人運転車両と被害者運転車両の各走行状況や衝突位置等から判断して、被告人が被害者運転車両の直前に自車の前部を進入させたことや、被害者運転車両に対する通行妨害の目的を有していたことは明らかであると判断した。

交通事故の裁判例判旨

(1)クレスタ及びオデッセイの各走行状況及び衝突位置等
ア 被告人は,Hからの嫌がらせを心配した知人女性から頼まれて,同女をT宅まで連れ帰った。T宅では,Hから同女にかかってきた電話にTが出てHをたしなめるなどした。同女宅の様子を見るためにクレスタを運転してT宅を出発した被告人は,Hが乗車したオデッセイを発見し,現在位置等を随時Tに携帯電話で連絡しながらオデッセイを追尾した。
イ クレスタがオデッセイの追尾を開始してから約15分後,オデッセイがCホテル前の交差点を減速しながら唐津市鏡方面へ右折し,クレスタが交差点を内回りしてオデッセイを右後方から追い越した。
ウ クレスタとオデッセイは片側1車線の本件道路を同市鏡方面へ向けて進行し,オデッセイはクレスタを右側から追い越すために加速して対向車線に進出した。
エ 被告人はオデッセイの追い越しをさせまいとして,オデッセイの前部がクレスタの右後部付近に差し掛かろうとした時,右転把してオデッセイの直前に右斜めに割り込むように自車前部を進入させた。これによりオデッセイの進路は塞がれた形になったため,オデッセイも右転把した。
オ クレスタとオデッセイは,本件道路の進行方向右側の歩道縁石に対して約8度の角度で接近並進し,クレスタの右側面とオデッセイの左側面前部とが擦過衝突し,オデッセイの右前輪が縁石に乗り上げるのとほぼ同時に,両車両のドアミラー同士が擦過衝突した。走行時のオデッセイの速度は時速約60キロメートル,クレスタは時速約40キロメートルであった。
カ オデッセイは乗り上げた歩道上の道路案内板の支柱に衝突して停止した。
(2)前記(1)の認定事実によれば,被告人はオデッセイの直前にクレスタの前部を進入させたことや,オデッセイに対する通行妨害の目的を有していたことはいずれも明らかである。
 これらの点に関する弁護人の主張はいずれも採用できない。

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