裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例:神戸地裁H16-12-20

交通事故の裁判例

病院の特別室使用料が損害として認められた。

交通事故の裁判例判旨

原告は現在月額一〇万八五〇〇円の負担で、S病院の個室に入院中であると認められる。症状固定日の翌日と本訴口頭弁論終結日が属する月については日割計算をして、この間の室料差額の計算をすると、以下の算式のとおり、その合計額は二一〇万三五〇〇円となる。
108,500×25/31=87,500(平成15年3月分)
108,500×18=1,953,000(経過月分)
108,500×18/31=63,000(平成16年10月分)
甲二一の一によれば,原告には現在行われている治療が生涯にわたって必要とされることが認められ、被告も、将来にわたる原告の入院治療の必要性自体は明らかに争っていない。これらによれば、室料差額の損害が将来にわたって生じること自体はこれを認め得る。
原告は、将来の室料差額を一日一万〇五〇〇円と主張しており、これに沿う甲二五が存在する。しかし、本訴口頭弁論終結時において、原告が室料差額として月額一〇万八五〇〇円を負担しているに止まることは先に認定したとおりである。この点について、原告は、現在は病院の好意によって月額一〇万八五〇〇円に減額されているのであり、将来にわたって減額を受けられる保証はないなどと主張しているが、単なる好意によって病院が差額室料を減額しているなどというのはにわかに信用し難いといわざるを得ない。また、原告は、定期金の方式による賠償が認められない場合に備えて、予備的に将来室料差額について一時金の方式による賠償も請求しているところ、一時金方式による賠償請求においては、一日一万〇五〇〇円という主張は上記と同様であるが、実際の請求は、月額一〇万八五〇〇円で計算される一部を請求するに止まっている。これらの事情によれば、原告に一日一万〇五〇〇円の室料差額の負担が生ずるという事実は、直ちにこれを認め難いというべきである。以上によれば、原告の将来の室料差額の損害は、本訴口頭弁論終結後も月額一〇万八五〇〇円の割合で生ずるという限りにおいてこれを認めることができる。

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