裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例:東京地裁H7-9-19

交通事故の裁判例

追突事故の被害者(女性)が、整骨院で48回治療を受けた費用につき、医師の指示によるものではなく医学的に有効であるとは考えられないが、施術後は症状を軽快させる効果のあったことは否定できないとして、19回についての治療費が認められた。

交通事故の裁判例判旨

証拠(甲一九、二〇の1ないし52、二六の2、3、原告本人)によると、本件事故後、原告には頭がフラフラする症状や、頭痛、肩凝り、耳鳴りなどの症状があつたこと、M病院に通院する一方、東京都渋谷区道玄坂のT整骨院(プリメーラ治療室)で平成四年六月九日からカイロプラツクテイツクの施術を受け始め、同月中に九回(九日、一一日、一五日、一六日、一九日、二二日、二三日、二五日、二九日)、同年七月には六回(三日、八日、一四日、一八日、二三日、三一日)、同年八月には四回(四日、八日、一七日、二七日)、同年九月には三回(五日、一〇日、一八日)、同年一〇月には三回(九日、一六日、二七日)、同年一一月には三回(五日、一三日、二三日)の施術を受けたこと、その後も平成六年五月二五日まで一か月に一ないし四回程度通院したこと、平成四年六月九日から平成五年八月五日までに合計四八回通院し、その治療費(平成四年六月九日は七〇〇〇円、その後は一回四〇〇〇円)の合計は一九万五〇〇〇円となつたことが認められる。
そこで、右治療の必要性について判断するに、証人Sの証言によると医学的にはカイロプラツクテイツクは原告のようなバレ・リユー症候群の患者には有効ではなく、むしろ悪影響があると考えられていること、原告本人尋問の結果によると右施術を受けるようになつたのは医師の指示ではなかつたことが認められるものの、原告本人尋問の結果によると右施術を受けた後は症状は良くなることが認められ、少なからず原告の症状を軽快させるのに効果があつたことを否定できない。そして、前記認定のとおり平成四年六月に九回、同年七月に六回、同年八月に四回と比較的頻繁に通院し、その間隔も短いが、その後は、一か月三回程度でその通院間隔も長くなつていることを勘案すると、比較的頻繁に通院していた平成四年六月九日から同年八月二七日までの合計一九回については治療の必要性を認めるのが相当であり、その治療費の合計は七万九〇〇〇円となる(なお、被告らも平成四年七月三日までの分の治療費は支払義務を認めている。)。

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