裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例:東京地裁H7-12-27

交通事故の裁判例

無謀な運転を誘発したり、容認するなど被害者に帰責事由は認められないとして、好意同乗減額を否定した。

交通事故の裁判例判旨

前記争いのない事実の外、甲一五、乙一ないし六、原告S本人尋問の結果及び弁論の全趣旨によれば、訴外Nはアルバイト先で被告Hと知り合い、交際中であつたこと、これまでにも訴外Nは被告Hの運転で被告車に同乗して、ドライブに出かけていたこと、本件当日も、訴外Nは、被告Hと食事をした後、被告車の助手席に乗車し、被告Hの運転で本件事故現場に至つたこと、本件事故現場は、多摩湖外周道路上にあり、道路は曲がり、制限速度は時速三〇キロメートルであるが、スピードを出して運転を楽しむ人の多い場所であること、被告Hは、本件事故現場付近を走行中、前方を走行中の車両と競争の様な形になつて時速七〇キロメートルを超える高速で走行し、前方の車両に追いつこうとさらに加速したところ、右カーブとなつている本件事故現場付近で、被告車を左側に横滑りさせて被告車左後輪を道路左側縁石に接触させ、さらに、被告車を右方に逸走させて道路右側の縁石を乗り越えさせてガードレールの支柱に衝突させ、訴外Nを死亡させたことが認められる。
 以上の事実によれば、訴外Nは、無償で被告Hの運転する被告車に自発的に乗車し、その結果本件事故に遭つたことが認められるが、訴外Nが、本件事故に繋がるような無謀な運転を誘発したり、容認するなど、訴外Nに帰責事由は認められないので、本件では、好意同乗者として損害額を減殺することは相当でない。

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