裁判例集
交通事故の損害賠償の裁判例:東京地裁H10-1-20
交通事故の裁判例
温泉療養費が損害として認められなかった。
交通事故の裁判例判旨
温泉治療費 認められない。
原告本人は、M医師から温泉療養を指示されたと述べるが、その趣旨は前認定の経過に照らすと、風呂に入って温めるのがよいと言われたにすぎず、また、単に患部を温めるのであれば、必ずしもそれが温泉である必要はないというべきところ、甲二の1によれば、帰郷の際、温泉入浴を勧められたにとどまり、他にその支出を被告に負担させることを認めるに足りる証拠はない(治療開始当初の温泉治療の必要性が認められない以上、その後についても同様であるから、これに反する乙一の12は採用できない。)。