裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例:大阪地裁H18-2-23

交通事故の裁判例

加害者(18歳)の父の不法行為責任について、事故態様、加害者が免許取得時に既に働いていたこと、自動車の購入に際して父は代金を出しておらず自動車の購入の事実を知らなかったこと、事故以前の加害者の交通事故・違反歴や他人の交通事故・違反に関連する悪い行状などが認められなかったことなどを考慮し、事故の原因となる監督義務違反を認めなかった。

交通事故に係る裁判例判旨

被告Aは本件事故当時一八歳で未成年者であり、その父である被告Bは監督義務者となりうる。
監督義務者の義務違反とその監督を受ける未成年者の不法行為によって生じた結果との間に相当因果関係を認めうるときは、監督義務者につき民法七〇九条に基づく不法行為が成立すると解される。
本件では、既に判示した点及び証拠(乙一、二、被告A、被告B)によれば、〔1〕被告Aの不法行為は、被告車を運転し、制限速度時速三〇kmを超える時速六〇ないし八〇kmの速度で、一時停止規制を無視して交差点に進入した過失で被告車を原告車に衝突させ原告を負傷させたというものであること、〔2〕被告Aは高校中退後被告Bの親戚の会社で働いていたこと、〔3〕被告Aは、平成一四年九月には自動車の免許を取得したこと、〔4〕被告車の代金は被告Aが出捐し、被告Bは出捐していないこと、〔5〕被告Bは、被告Aが免許を取得することは知っていたが、本件事故が発生するまで被告Aが自動車を購入した事は知らなかったことが認められる。
しかし、被告Aについて、本件事故以前の交通事故・違反歴や他人の交通事故・違反に関連する悪い行状などは証拠上認められないので、前記事実を総合しても、被告Bに、本件事故の原因となる監督義務違反は認められない。

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