裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例:大阪地裁H3-5-8

交通事故の裁判例

廃車手続を依頼したが、手続がされずに他に売却され、名義もそのままであつた加害車が起こした交通事故につき、保有者に運行供用車責任を認めなかった。

交通事故の裁判例判旨

被告Oは、昭和五九年一〇月ころ、当時所有していた加害車両の廃車手続を購入先である株式会社マツダオート関西の従業員であつたMに当該自動車とその鍵、車検証、保険証を渡して依頼したところ、Mはその手続を更に豊中スズキモーターに依頼したが、豊中スズキモーターがこれが廃車手続を取らずに他に売却したため、加害車両の名義が被告Oのまま変更されずに経過してしまつた。被告Oは、昭和六〇年ころ、加害車両に対する課税通知を受けたことがあり、右廃車手続に疑問を感じたことがあつたものの、その後は右課税通知を受けることもなく経過したため、本件訴状を受け取るまで右廃車手続が取られていなかつたことは全く知らなかつた。
 右認定の事実によれば、被告Oは、加害車両に対しもはや運行支配も運行利益も有していないというべきであるから、自賠法三条にいう自己のために自動車(加害車両)を運行の用に供する者とはいえず、したがつて原告に対し、本件事故によつて生じた損害を賠償する責任を負わないというべきである。

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