裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例:大阪地裁H17-6-6

交通事故の裁判例

交通事故の後にうつ病になったことについて因果関係を認めつつ、治療の長期化について心因的要因が影響しているとして賠償額の4割の減額を認めた。

交通事故の裁判例判旨

原告は、本件事故により、頭部外傷〈1〉型、右肩、右上腕、胸部、右膝打撲等の傷害を負ったものの、骨折等は認められず、本件事故は、原告が入院しなければならないような重大な事故ではなかった。したがって、通常であれば、比較的早期に治癒し、本件事故前の状態に復帰するものと考えることができる。そうすると、原告が本件事故を原因としてうつ病に罹患したことは、かなり特殊な事例であるということができ、原告の心因的要素が相当影響しているものと考えることができる(丁原医師も、原告の性格的な脆弱性がうつ病発症の原因となっている旨述べている。)。また、外因によるうつ病は、半年もすれば症状が落ち着くのが通常である(証人T)にもかかわらず、本件事故後三年以上経過しても原告の症状が軽快していないこと等に照らすと、原告がうつ病に罹患し症状が進行し、治療が長期化したことについては、原告の心因的要素が相当影響しているということができ、公平の観点から、民法七二二条二項の過失相殺の類推適用をして、原告の損害額の四割を減額するのが相当である。

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