裁判例集
交通事故の損害賠償の裁判例:名古屋地裁H20-2-13
交通事故の裁判例
被害者は運転者が飲酒をしていることを認識しており、そのような運転者の運転する車両に同乗していることなどから、運転者の被害者に対する全損害額の1割5分を減額すると判断した。
交通事故の裁判例判旨
ウ 被告の飲酒
本件事故前、原告が飲酒したことを認めるに足る証拠はない。しかし、被告は飲酒しており、原告は被告が飲酒していることを認識し、かかる被告の運転する被告車に同乗しており、また、被告は本件事故への飲酒の影響を否定していない(被告)。
エ 以上の事情を考慮すると、全損害額の一割五分を減額するのが相当であり、一割五分減額すると、五〇九六万六二五八円となる。