裁判例集

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交通事故の損害賠償の裁判例:さいたま地裁H16-3-11

交通事故の裁判例

同乗者が、運転者の飲酒に自ら同伴した上で飲酒運転車両に同乗したことなどを理由に、10%の過失相殺が相当と判断した。

交通事故の裁判例判旨

一 前記第二で認定したとおり、原告Hは、深夜から翌日明け方にかけて、ともに長時間飲酒をしたRが運転する本件自動車に同乗しており、かつ、自分がRの運転する自動車に乗り込むこと自体は認識している。
 そうすると、原告Hは、飲酒者が運転する自動車に乗り込むという危険な行為を起こした上で本件事故に遭遇しているのであるから、一定程度の過失相殺がなされるべきである。
二 ただし、前記のとおり、原告Hは、乗車当時、酔いが進んだ状態にあり、これを見かねてBら他の者が勧めて、本件自動車に乗り込むことになったものであり、自ら積極的に同乗を求めたものではない。また、同原告は、前記のとおり、なぜ自分が本件自動車に同乗することになったか把握していないなど、乗車当時、判断能力等が相当減退していた事実が窺える、さらに、Rは懇親会の終了近くの一時間ないし二時間は寝てしまっており、原告Hや他の同乗者において、Rの酔いがある程度醒めていると判断したとしても、無理からぬ点もないではない。かつ、Rは、本件自動車の運転を始めると、飲酒した上、制限速度を時速二〇キロメートルほど上回る速度で進行し、左右に頻繁に走行させ、Bら同乗者が何度もたしなめても、改めなかったという事実もある。
三 これらの事情を総合すると、本件事故につき原告Hの過失割合は一〇パーセントを相当とする

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